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小満 ― 命が満ちていく季節に、わたしも少しずつ

5月21日は二十四節気のひとつ、「小満(しょうまん)」について、少し綴ってみたいと思います。

小満とは、「すべてのものが次第に満ちていく」季節。

草木がぐんぐん育ち、田んぼには水が張られ、虫たちも土から顔を出します。命が確かにそこにある。そんな力強さとやさしさが同居する時期です。

この「少し満ちる」という響きに、私はいつも心がふっと緩みます。

完璧じゃなくていい。

全部満たされていなくてもいい。

「少しずつ」「今ここにあること」を、ただ受け取るだけでいい。

ヨガの練習も、日々の暮らしも、そうやって積み重なっていくのだと思います。

心が張り詰めてしまう日、

「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまう日、

そんなときに、「小満」という季節がそっと語りかけてくれるのです。

今は、ちょっとだけでいいんだよ。

少し満ちている、今のあなたで十分なんだよ。

外に広がる自然のリズムに、私たちの体も心も、ほんの少し寄り添ってみませんか?

ヨガの時間も、自分を整えるひとときとして、小満のように「じんわりと満ちていく」ことを感じていけたらいいですね。

今日も、季節の風に包まれて。

小さな「満ちる」を、大切にしていきましょう。

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