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【カイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所を訪ねて①】
【インストラクターデビューの道のり パート19】
みなさん、こんにちは。TerasuスタッフのHIROKOです。
今回は、インドのカイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所に行った時の事をお話ししたいと思います。2018年3月に瞑想のリトリートがあり参加することになりました。
当時はまだヨーガの学びも浅く、なぜあの時にインドまで行けたのか不思議でなりません。周りからは「インドに呼ばれましたね」とよく言われました。
インドは呼ばれないと行けないらしいです(笑)インドから呼ばれない人はどんなに準備していても直前に行けなくなるというジンクスがあると聞きました。
本当にそんな事があるのかなと思うくらい、私は目に見えない力でインドに引っ張られたと思います。旅行は好きなので色々行きましたが、私の人生の中で『インド』は行きたい国リストには全く入っていませんでした。
今までの旅の目的は観光ばかりで、何かを学ぶために旅に出ることも初めてでした。
まして『瞑想』はそれまで学んだこともなく、何も分からない状態でよく行ったと思います。今でも本当に不思議です。
カイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所は西インドのロナワラにある政府公認のヨーガ研究施設で、1924年にスワーミー・クヴァラヤーナンダにより創設されました。この研究所では、数千年前に書かれた文献にそった伝統的なヨーガの技法を、生理学的・心理学的な面での効果を研究解明し、それを継承し続けています。時代がどんなに変わっても文献に沿った教えは変わることはありません。
施設に入るにはゲートがあり中には学校や病院、研究所があります。また、牛舎や畑もあり小さな集落のようです。とても静かな環境で私が思っていたインドのイメージとは全く違っていました(インドと言うと、ごちゃごちゃと人がいっぱいのイメージでしたから・・・)
施設内もとても整備されていて滞在中快適に過ごすことが出来ました。毎回の食事もすべてカレー風味でしたが飽きることはなく、他のものを食べたい欲は全く起きませんでした。
不思議だったのは、食事の量であともう少し食べたいと思い少し多めに取ると、その分を食べるのが苦しくなります。体が要求している量を無意識で取ってたんですね。
間食をすることもなく、施設で頂くハーブティーやフルーツで十分でした。
持参したコーヒーやおやつを口にすることは一切ありませんでした。帰国してからもその状態はしばらく続き、かなり小食になっていました(笑)
(写真は滞在中に食した食事のあれこれ)
食欲だけではなく、カイヴァリヤダーマに滞在中は自分の中から『欲』がなくなり、とてもシンプルに過ごしていたような気がします。
今から思うと滞在中は初歩のヴァイラーギャ(離欲)であったかもしれません。ヴァイラーギャとはヨーガスートラ1-15に書かれていますが、簡単に説明すると『ヴァイラーギャ(離欲)とは見たり、聞いたりする対象に対して、欲望をもたないことを習得することである』とされています。
今なら少し理解できますが、4年前はまだヨーガ哲学も学んでいなかったため、自分の中の変化に驚くばかりでした。
次回のブログでは実際に学び経験したことをお話ししたいと思います。
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