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【ヨガ哲学(ニヤマ)】②サントーシャ(知足)

【インストラクターデビューの道のり パート42】

みなさん、こんにちは。Terasu スタッフの HIROKO です。

今回はヨガ哲学の『ニヤマ(個人的規律)』の【サントーシャ(知足)】についてお話ししたいと思います。

私はまず『知足』と聞いてイメージするのは、蹲(つくばい)にある手水鉢です。お茶席や日本庭園などで見られた方もあると思います(京都「龍安寺」のつくばいは有名です)

手を洗う真ん中が四角くなっていて、上から時計回りに『五・隹・疋・矢』の4字が刻まれています。

(写真は龍安寺のつくばい)

最初に見たのは随分昔で、その時は意味が解らず『なんで文字が刻んであるのかぁ』と不思議でした。後に『吾唯足知』(われ、ただ、たるをしる)と読むと知った時に、なんて深い意味があったのかと感動したことを覚えています。

調べていく中で、龍安寺に寄進したのは水戸光圀公らしいのですが、誰が『吾唯足知』をあのように図案化されたのかはわかりませんでした(ご存じの方がおられましたら、ぜひ教えてください)

なので、今回ヨガ哲学を学んだ時に【サントーシャ(知足)】と言う教えがあり、とても親近感がありました。

ヨガの経典によると『知足の結果として、人は無上の喜びを得る』『知足と満足の違いを理解しておかねばならない』と書かれています。

では『知足』とは何なんでしょうか。今あるものに不足しているものはなく、満たされていると感じる事

『満足』とは、不足がありそれを満たすことにより、満たされた気持ちを得る事とされています。

同じ満たされたと感じる事ですが、意味合いは全く違いますね。

私達は毎日朝起きて、ご飯を食べて、仕事をして、お風呂に入って、ふかふかの布団で休んで、その繰り返し・・・・と、当たり前の様に思っていませんか。

そんな中で、無いものに意識が向かって「あれも無い、これも無い」「あれも欲しい、これも欲しい」と不満の気持ちを持ってないでしょうか。

【サントーシャ(知足)】とは、今あるものに感謝することで、自分の内側に幸せを感じることが出来るという事です。

当たり前と思っている事も、実は当たり前なんて何一つありません。

よく『失くして初めて気づいた・・・』と言われますね。

突然病気やケガをしたり、災害で家をなくしたり、コロナ禍で仕事がなくなったり・・・と、他人ごとではありません。いつ自分の身におきる事かも知れません。

普段の日常を送れることは凄く特別な事で、本当に感謝なのです。

さんまさんじゃないけど「生きてるだけで丸儲け」ですね。

ただ、足るを知るからといって何もしない、諦めるという事ではありません。

自分を高めていくための夢や、目標に向かっての努力をしていく事は大切な事だと思います。日々感謝しつつ努力も怠らない。

でも、努力した結果に執着するとまた苦しみが生じるので、結果については手離していきましょう。

【サントーシャ(知足)】を実践することにより、執着からも解放されると思います。

同じ時間を過ごすなら、無いものに目を向けて不幸な気持ちになるより、あるものに目を向けて幸せな気持ちになる方が楽しくて充実していますよね。

せっかく一回きりの人生、楽しく過ごしましょう。

 

 

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