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【そうだ、京都に行こう!(祇園祭)】
【インストラクターデビューの道のり パート46】
みなさん、こんにちは。Terasu スタッフの HIROKO です。
7月も半ばを過ぎ、京都では昨日祇園祭の鉾巡行が3年ぶりに行われました。
例年、京都では鉾巡行が終わってから梅雨が明けますが、今年は早くに梅雨が明けそして戻り梅雨と、ややこしいお天気になっていますね。
そんな中、執り行われた祇園祭の鉾巡行ですが、今回のブログは祇園祭の事を書こうと思います。
実はテラスがある場所は占出山町(うらでやまちょう)と言う山鉾町なのです。
占出山は「鮎釣山」とも言い、神功皇后が肥前国松浦で鮎を釣って戦勝の兆としたという説話によります。
その為か、期間中だけ「吉兆鮎」と言うお菓子が販売されています。
また神功皇后は古くから安産の神として祀られ、山鉾巡行の順番が早いとその年はお産が軽いと言われています。
近年では平成26年と29年に2番になっています(例年1番は長刀鉾です)
ちなみに今年は16番目で、残念ながら後ろの方になっていますね。
テラスでもマタニティクラスを開催していた頃は、クラスが終わってから皆さんお詣りをされていました。
京都で生まれ育った私ですが、祇園祭は7月1日から31日まで1ヶ月間執り行われていると知ったのは、大人になってからです。
子供のころは「祇園祭」=「宵山」、「鉾巡行」だと思っていました。
7月1日の「吉符入」に始まり、31日の「夏越祭」まで毎日どこかで何かの行事が行われていて、山鋒町や保存会の方々のご苦労は大変な事だと思います。
また、鉾が立つ地域では車も通れない為、多くの会社が数日間お休みになります。
この2年間はコロナ禍で鉾巡行が行われず、まるで祇園祭そのものが無くなった感がありましたが、実は他の行事は粛々と執り行われていました。
祇園祭とは869年(貞観11年)に京都をはじめ全国に疫病が流行し、牛頭天王(素戔嗚尊)の祟りであるとしたのが起源・由来で、祇園祭では病魔退散(疫病退散)を祈願しました。祇園祭の歴史は平安時代前期に始まり、千年以上の歴史があります。
疫病退散を祈願する祭りですから、コロナ禍でも例年通り祇園祭は執り行うべきだとの声も出ましたが、やはり感染リスクが大きい鉾巡行は2年間取りやめとなりました。
そういった経緯があり、今年春にはコロナの感染も落ち着いて来た為、鉾巡行の実施が決定され昨日の巡行となりました。
今まで当たり前の様に毎年7月には祇園祭が開催され、多くの人でにぎわうスタジオ近辺でしたが、この2年間はコロナ禍で人出もなくひっそりしていました。
しかし、ここ数日は本当に久しぶりに活気が戻り、今まで以上に嬉しい気持ちで祇園祭を楽しんだのは私だけではないと思います。
SNSでも、多くの人々が喜びの声を上げておられ、日々平和である事、当たり前だと思っていたことが実はそうでなかった事に気づいた事などをアップされていましたね。
日々当たり前にあると思っている事が、実は当たり前ではなくいつまでもあるものではないという事も、コロナによって気づけたのではないでしょうか。
毎日の平凡な生活が、実はどれだけ貴重な事であるのか宵山のお囃子を聞きながら改めて感じた今年の祇園祭でした(まだ終わってませんが・・・)
余談ですが、今テレビ大阪で毎週水曜日深夜0時から「ちょこっと京都にすんでみた」というドラマをやっています。
地元の風景やお店が色々出てくるので、とても新鮮です。お勧めなので是非見て下さい。(深夜なので私は録画で見ています)
京都はやっぱり良い所ですね!!
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