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【年末年始に感じたこと】
【HIROKOのブログ パート59】
みなさん、あけましておめでとうございます。Terasu スタッフの HIROKO です。
新しい年が明けて、早9日目となりましたね。
今年の元旦は晴天に恵まれ、すがすがしい気持ちで迎えることができました。
皆さんはどのように新年を迎えられましたでしょうか。
お正月の過ごし方も、時代とともにずいぶん変わってきたと感じます。
私が子供の頃のお正月はお店はほとんど閉まっていて、開いているのはおもちゃ屋さんと本屋さんやお菓子屋さんくらい。
お年玉をもらっても、お菓子か本しか買うものがありませんでした。
食事も毎日おせちを食べ続け、だいぶ経ってからですがTVコマーシャルでも「おせちに飽きたらボンカレー!」なんて、ありましたね。
今のように物が豊富にある時代ではないため、お正月だけ母が下着から靴に至るまで身に着けるすべてのものを新しくし、それを大みそかの夜に枕元に置いてくれました。
私もしばらくは子供にそのようにしていましたが、いつの間にかその習慣も消え去り新品を身に着けることは日常になりました。
また、母の時代は年末年始は主婦は大忙しで畳をあげての大掃除。
今のようにダイソンなど洒落た掃除機があるわけもなく、茶殻を絞ってそれを撒いて箒で履く。
昔の知恵ですね、湿った茶葉に埃が集められ、茶葉のカテキンサンで殺菌効果。
障子の張替えやおせちの準備。
休む暇もなく、新年を迎える準備をしていました。
そして年始も挨拶に来られる人たちを迎えたり・・・。
実家は商売をしていたので、母はせめてお正月くらいはゆっくりしたいとの思いから、いつ頃からかお正月は京都を脱出し、家族旅行を楽しむようなりました。
子供の頃からそんな母の姿を見ていたので、年末年始の主婦はとても忙しいとの思いが刷り込まれ、年末年始に自分の用事で家を空けることなどありえないと思っていました。
そんな思いが覆ったのはテラスに来て初めて年末年始を迎えた時です。
年末年始の休館日について話していた時、AKI先生は「年末年始こそ営業しましょう」
と言われたので、私は「そんな年末年始に誰がヨガをしに来るのですか」と返しました。
でもAKI先生は「休みこそ来られますよ」と自信満々に言われ、内心私は『ありえない・・・』と思いながらも、元日だけお休みをして営業を決定しました。
ところが、ふたを開けてみると、いつも以上に会員様は来てくださいました。
私の『主婦は年末年始には家にいるもの』的な持論はこっぱみじんに吹っ飛びました。
昭和の時代に生きてきた私にとって、本当に世の中の変化を感じています。
お正月といっても『普段とあまり変わりないなあ』と少し寂しい思いもしながら、良いとか悪いとかではなく時代は変化し続けている。
その変化にどれだけついていけるのか、古きよきものは承継していきながらも新しいことにも対応できる柔軟性が大事だなあと感じます。
最近、Z世代と言われる人たちが「昭和レトロ」と称して昔のカルチャーに注目しているらしいですね。
それはZ世代がデジタルで洗練されたものに幼い頃から慣れてきて、アナログのどこか温かみがある雰囲気に「エモサ」を感じるからとある記事に書かれていました。
世の中がデジタル化されてから、急速に色々なことが変化しました。
確かに便利になったことはとても多く、私もその恩恵を受けています。
でも、ずーっとアナログで生きていた私はふと、昭和の年末年始の風景を懐かしく感じます。
今のZ世代の人達が、私の歳になったら世の中はどの様に変化しているのでしょうか。
そして、同じように「あの頃は不便だったけどよかったなあ」なーんて、言ってるのでしょうかね。
タイムマシンがあったら、覗いてみたいですね。
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