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TAKAEブログ#2 執着と身体について

どうも!!

 

今回は執着と身体についてお話しようと思います。

 

プロフィールを見ていただいた方はご存知かもしれませんが、

私は10代の頃に仙骨を骨折し、下肢に一部麻痺があります。

 

お医者様には、「怪我をしたことは災難でしたが、あなたは凄い強運です。

あと数ミリずれていたら下半身不随になっていましたよ。」言われたぐらい

人生を左右するほどの大怪我でした。

とはいえ、十代の貴重な夏を病院のベッドの上で過ごし、退院後も歩行すら困難でリハビリの日々。効いているのかよくわからない赤外線レーザーを毎日あてに整形外科へ通い、もう暗黒の時期でした。

その後、何とか歩けるようにはなりましたが、1年ぐらいは動きに制限のある生活を送っていました。ひどい神経痛に悩まされ、季節の変わり目などは座ることも出来ない状態でした。

 

今のがっしりした私の姿を見て、そんな風には全く見えないかもしれませんが。

 

で、なんでそんな話をするかと申しますと、

運動神経が悪い方ではなかった私がヨガをし始めて、悔しさを感じることが

よくありました。

というのも、怪我の後遺症でハムストリングが使いにくく、股関節の外旋や

伸展という動きも苦手でした。

アンジャネーヤ・アーサナ、ナタラジャ・アーサナ、ウルドゥヴァ・ダヌラ・アーサナといったアーサナが思うように出来ず、

特にエーカ・パーダ・ラージャカポタ・アーサナⅠをした際には足に痺れが走り、

もしかしたら歩けなくなるかもと頭に不安がよぎるぐらいでした。

「他の生徒さんが出来ているのに何で私はできないの!?」と本当に悔しかったです。

「プロップスを使うなんて恥ずかしい。」なんて思っていた時期もありました。

怪我のことも、数年前まで打ち明けることもありませんでした。

 

けれども、ヨガを深めていく中で、恩師のクラス前のお話に度々気付かされるようになりました。「私の心が見えているのかしら?」と思えるぐらい、ヨガを通じて精神性を伝えてくださいました。

そして、自らも解剖学やヨガ哲学を学ぶようになり、さらに今まで長い間悩んでいたことから解放されました。

 

結果にとらわれず、純粋に向き合うこと。執着しない。

形を求めるのではなく、そこに至るまでのプロセスや経緯が大事。

経験したということにこそ意味がある。必ず次に繋がる。

 

そして、自分の身体をより大切にしてあげようと思うようになりました。

 

私には身体の不自由さや辛さ、心的なことなど経験してきたからこそ、

共有でき伝えられることもあるかと思います。

まだまだヨガインストラクターとして未熟ではありますが、

自分らしいヨガを発見していただくきっかけになれば嬉しいです。

 

皆さんも、日常生活でついつい結果や利益に執着してしまう場面があると思います。もちろん仕事や勝負事なら尚更必要です。

しかし、ヨガをしている時間や私生活では、人と比べたり執着や利益から離れて、その状態を遠目から楽しんでみてください。

きっとよい気付きがあると思います。

 

一枚目の写真の土瓶は、割れた箇所を漆をしている友人に金継してもらった

写真です。

もちろん元どおりにはならないけれど、土瓶としてちゃんと使えますし、

また違う味わいが生まれ活躍中です。

 

二枚目の写真は、今は亡き祖父が本来もう役目を終えるであろうハギレをツギハギして作った布です。少し私のリメイクも加え、今も現役中です。

 
三枚目の写真は、麻痺したところをカバーしていつも頑張ってくれている前腿をケアしているところです。
 

 

『内面からうるおうヨガ』Takae

毎週金曜日(12:00〜13:00)

 

呼吸を大切に動いていくクラスです。

呼吸を深めると、自然と心も落ち着いていきます。

内面からうるおい、身体も気持ちよく整えていきましょう!!

 

何かモヤモヤしたものをすっきりさせたい方。

どなたでもご参加いただけます!!

 

会員様は無料で受講していただけます!!

ランチ前に、うるおうヨガはいかがでしょうか?

お持ちしております。

京都のヨガスタジオTerasu

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