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ヨガ哲学ヤマ⑤アパリグラハ(不貪)

みなさん。こんにちは。京都のヨガスタジオTerasu スタッフ兼インストラクターのYUKAです。

今回は「ヤマ」の中の最後の一つ、アパリグラハ/不貪について考えていきたいと思います。 ~参考文献~インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ

”アパリグラハ”は貪欲と秘蔵-盗みの一種を慎むこと、贈与を受けないこと。と書かれています。

まず「貪欲」とは「非常に欲が深いこと」と言うことなので、”なにか”に必要以上に執着している状態、囚われている状態だと言えます。

ではなぜ執着することがよくないのか?どう思いますか?

私が思ったことは・・・”なにか”に執着しすぎることによって周りが見えなくなり、実は充分足りている状態であることや自分にとって本当に必要なものを見失ってしまったりするからなのかなぁと思います。

例えば毎日着ていく服があるのにまた新しい服を買ってしまう・最近かわいいアクセサリーを買ったのにまた別のものを買ってしまうなどなど・・・今は物への執着について書き出しましたが、物以外にも「お金・地位・名声・・・」など外側にある様々な事に対して執着してしまい自分自身を見失ってしまうことってよくあると思います。

欲が出るということは「足りないもの」に目が向いている状態なので、「本当は足りていること」や「本当に必要な物」を見れていないことです。

そうならない為にも、今目の前にあるものや手に入れたいと思っているもの・自分自身の感情(怒り・悲しみ)など「今必要ですか?」と自分自身に問いかけてみて「いらない/無駄だなぁ」と感じたら手放してみる。
 
買い物をしている時、食事をしている時、人と会話している時・・・日常生活のいろんな場面で問いかけてあげると、よりシンプルに生活でき足りているという状態に気づけて幸せを感じられるのかなぁと思います。

贈与も同じように、受け取った事によりそのものに心が囚われて間違えた判断や行動を起こしてしまう。自分自身を見失っていることに繋がり良くないですよね。

長々と書いてしまいましたが、今回伝えたいことは、自分にとって必要以上の貪欲さ(執着)を手放すこと。それがアパリグラハの実践に繋がるのではないかと思います。

前回の「ブラフマチャーリヤ/禁欲」(https://terasu.kyoto/blog/7788.html)の回でも同じような事を書いていますが、「欲」に飲み込まれず自分を見失わないことが大切だということですね。

もちろんこの考え方が正解だということもないので、みなさんにとって「執着すること」がどういう状態のことなのか?是非この機会に考えてみてください。

そして執着する事をやめた方がより良く生きていけると感じられたら実行してみる。何事も「どのように感じ、どのように行動するか?」が大切だと思います。

今回5回にわたってヤマの1つ1つをお話させていただきましたが、同じ本を読んで感動する人もいれば何も感じない人もいるように人により様々な解釈があると思います。
興味のある方は『インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ』を読んでいただくことをお勧めします!
  
もし私の解釈の中でお伝えさせていただいた事で何か1つでも日常生活に取り入れたいなと思う事があれば実践してみてください☆彡

では本日はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました(^▽^)

#ヨガ哲学 #ヨガスートラ

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