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ヨガ哲学ニヤマ③タパス
みなさん。こんにちは。京都のヨガスタジオTerasu スタッフ兼インストラクターのYUKAです。
8月に入りいよいよ夏らしい天気が続いていますが、体調いかがでしょうか?少し間があいてしまいましたが前回に引き続き今回もヨガ哲学のお話。
ニヤマのタバス/苦行についてご紹介したいと思います。~参考文献~インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ
タパスとは・・まず本書では直接的な意味として「焼くこと」「熱を作り出すこと」と書かれています。そして熱を作り出すことよって不純物を純化させる。
どういうことか?
熱を作り出す(焼く)ということはなんらかの苦痛を伴いますので、その苦痛を受け入れることが不純物を浄化していくことに繋がる。
要するに精神鍛錬の為に困難な事を実行することや、人間として生きていく限り避けられないさまざまな試練を受け入れる事で肉体・心を浄化していこうという教えなのだと思います。
確かに生きていく中で、苦手な事・嫌いな事・面倒くさい事・・・言い出したらきりのないくらいやりたくないなぁと思う事がありますよね。
しかしそういう出来事が目の前に現れた時、「自分自身を浄化し成長するチャンス!」と思えたら同じ出来事でも少しポジティブな出来事に変わり乗り越えようと思える気がしませんか?
もちろん人それぞれ感じ方ややる気を出す方法は違うと思うので共感できない人もいると思いますが、考え方を変えると同じ出来事が「プラスの出来事」にも「マイナスの出来事」にもなるのではないかと思います。
・・・と口では簡単に言っていますが、実際苦しい状況に置かれた時「成長のチャンス!」と思うのはなかなか難しいですよね。
私は中学から長年バスケットボールを続けてきましたが、精神的にも肉体的にも辛く苦しい練習から何度逃げ出したいと思った事か・・・笑
でもそんな思いが出てきた時は、「やると決めたのは誰?」と自問自答して「自分で決めたのだからやり通そう」と頑張りました。結果的によくよく考えるとその辛い練習を乗り越えたからこそ勝つという喜びを味わえたし、例え負けたとしてもチームのみんなで支え合って戦ったという何事にも替え難い最高の経験が得られたのだと思います。
そしてその経験があるからこそ、今があるのだと。
振り返ってみるとスポーツに限らず苦しいと感じる出来事は人として成長する為に必要なのだと改めて実感します。みなさんもそれぞれ様々なタパス(苦行)と感じる状況があったと思いますが、今振り返ってみてどのように感じられますか?
口で言うことは簡単できれい事のように言っていますが、「どんなつらいと感じる出来事も「私の成長の為」と積極的に向き合おうとすることがタバスの実践」に繋がるのではないでしょうか。
もちろん「どんなことでもやり通す」だけが答えではなく、向き合った結果どのような行動をとるのか?がとても大切なのだと思います。
もし一人では抱えきれないほどの出来事であれば、周りに助けを求めて乗り越えていくという手段も必要です。そしてただ単に自分を痛めつけたり、我慢することになっているのであればそれはヤマの中で最初にご紹介したアヒムサ/非暴力(https://terasu.kyoto/blog/7716.html)に反することになりますので、そうならないように見極めることも大切です。
苦しい状況だと感じるシチュエーションは人それぞれ違うと思いますが、私自身改めて日々生活している中で自分を成長させる為の行動がとれるよう意識していきたいと思います!
では本日はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました(^▽^)
最近どんどん気温が上がってきていますので、熱中症などお気をつけてお過ごし下さい☆
#ヨガ哲学 #ヨガスートラ
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