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🌾芒種(ぼうしゅ) 植えるべきとき、内なる種をまくとき。
梅雨入りの気配が感じられるこの頃、6月5日に「芒種(ぼうしゅ)」という節気を迎えました。
芒(のぎ)とは、稲や麦など、穂のある植物の先端にある針のような部分のこと。
芒種とは、「芒のある穀物を植える頃」を意味し、田植えが本格的に始まる時季です。
自然界では、雨の恵みを受けて草木がぐんぐんと伸び、いのちが躍動するエネルギーに満ちています。
けれども同時に、湿度や気圧の変化で、私たちの心と体はどこか重だるくなりがちなタイミングでもあります。
🌱“植える”のは、外の田んぼだけじゃない
芒種は、目に見える田畑だけでなく、私たちの「内なる田んぼ」にも種をまくタイミング。
たとえば…
- 新しい習慣のスタート
- 小さな決意
- 心の中の希望の芽生え
「こんなふうに生きてみたい」「この夏は、こんな自分でいたい」
そんな静かな声をすくい上げ、自分自身にそっと“種”をまいてみましょう。
今はまだ小さくても、その種はやがて、あなたの中で確かな実りへと育っていきます。
🌿芒種の頃におすすめのヨガ
この時期は、湿気や気圧の影響で消化力が落ちたり、気分が沈みやすかったりします。
そんなときは、体内のめぐりを整えるポーズや呼吸法を取り入れてみてください。
- ねじりのポーズ(内臓の活性とデトックス)
- 肩立ちのポーズ(むくみ解消とリラックス)
- ゆったりとした腹式呼吸(心を落ち着け、内なるスペースを広げる)
ヨガは、私たちの“内なる季節”を感じる素晴らしいツール。
外の自然と調和しながら、自分の中にある「今」のエネルギーにも、そっと寄り添っていきましょう。
☔️雨の季節も、ひと呼吸のやさしさを
「なんとなく気分がのらない」「疲れがたまりやすい」
そんなときこそ、自分をととのえる時間を意識して。
深呼吸をひとつ。
やさしく背骨を動かす時間をひとつ。
それだけでも、心の景色はふっと変わります。
この芒種、あなたの中の“いのちの田んぼ”にも、やさしさの種をまくように。
静かに育てていく季節を、私たちと一緒に過ごしませんか?