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【読むヨガ】七十二候 水泉動(しみずあたたかをふくむ)

1月10日から14日ごろは、七十二候の

「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」

凍てつく寒さの中、地中深くに眠っていた水が、静かに動きはじめる頃です。

まだ地表には現れなくても、見えないところで、確かに「巡り」が始まっています。

水が動くとき、内側も目を覚ます冬は、止まっているように見える季節。

けれど自然は、決して完全には止まりません。

水泉動は、外の世界が静まるほど、内側の動きが大切になる。そんなことを教えてくれます。

ヨガの時間も同じです。

大きく動くことよりも、

  • 呼吸の流れ
  • 身体の内側の温度
  • 心のわずかな変化

そうした「微細な感覚」に意識を向けることで、内なる泉は少しずつ目を覚まします。

寒い時期は、無意識に力が入りやすく、呼吸も浅くなりがちです。

この時期の練習では、無理に熱をつくろうとするよりも、

  • 吐く息を長く
  • 関節まわりをやさしく動かす
  • 足裏や骨盤の感覚を丁寧に感じる

そんな滞りをほどくヨガが、結果的に身体を内側から温めてくれます。

水が流れ出すように、巡りは「力」ではなく「余白」から生まれます。

水泉動が伝えるメッセージ

今はまだ、何かを始めなくていい時。

形にしなくても、結果を求めなくてもいい時。

ただ、

「内側で何が起きているか」に静かに耳を澄ませること。

その意識が、やがて訪れる春の動きや、新しい流れを自然と受け取れる準備になります。

スタジオからのひとこと

この数日は、

「整える」よりも「感じる」を大切に。

呼吸のあたたかさ、身体の奥からじんわり広がる感覚、静けさの中にある確かな動き。

水泉動の季節、どうぞご自身の内にある泉が、静かに動き出すのを見守ってみてください。

今日の一呼吸が、これからの流れをやさしく導いてくれますように。

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