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【読むヨガ】大寒 初候 款冬華(ふきのはなさく)
2026年1月20日〜24日は、一年で最も寒さが厳しい頃、大寒。
そのはじまりにあたるのが、七十二候の「款冬華(ふきのはなさく)」です。
凍てつく大地の下で、雪や霜に覆われながらも、蕗の薹(ふきのとう)が静かに顔を出しはじめる時期です。
寒さの極みにありながら、自然はすでに、春への準備を始めています。
いちばん寒いときに、芽は動き出す
蕗の薹は、暖かくなってから咲く花ではありません。
冷たい土を押し分け、「今だ」と決めた瞬間に、迷いなく芽を出します。
それは、環境が整ってから動くのではなく、内側のリズムが満ちたときに動くという自然の在り方。
私たちの心や身体にも、同じことが起こっています。

ヨガの練習と「款冬華」
大寒のヨガは、何かを達成するための時間ではなく、芽吹く力を冷やさず、守り育てる時間。
- 呼吸を観察し、内側に意識を向ける
- 足裏や骨盤の安定を感じる
- 無理に伸ばさず、身体の声を聴く
動きが小さくても、内側では確かな変化が進んでいます。
蕗の薹が、一気に開かず、ゆっくりと形を整えるように、ヨガもまた、急がず進むものです。

「まだ早い」と感じるこの時期に
1月20日から24日。
寒さが最も厳しく、心も身体も内にこもりやすい時期。
「何かを始めたい気はするけれど、まだ早い」
そんな感覚があっても、不思議ではありません。
けれど款冬華は、「完全に整わなくても、動き出せる」と教えてくれます。
今は、外へ大きく表現する季節ではなく、内側で芽を育てる季節。
この静かな準備が、春の伸びやかさにつながっていきます。

スタジオからのひとこと
一年でいちばん寒いこの数日間は、頑張らず、比べず、急がず。
ただ、
「いま、内側で何が芽吹いているか」に、そっと意識を向けてみてください。
大寒の底で咲く、蕗の薹のように。あなたの中にも、もう小さな春は始まっています。
今日の呼吸が、その芽をやさしく温めてくれますように。
