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【読むヨガ】穀雨 末候 牡丹華(ぼたんはなさく)
2026年4月30日〜5月4日は七十二候のひとつ牡丹華(ぼたんはなさく)
春の終わり、大地に潤いが満ちた頃、牡丹の大輪の花が、ゆっくりと開きはじめます。
重なり合う花びらは、どこか静かでありながら、圧倒的な存在感を放つ。
それは、これまで積み重ねてきたものが、自然とあらわれる瞬間。

咲くということは、完成ではない
牡丹は、ただ美しく咲くだけではありません。
その姿には、土、水、光、時間。
すべてが重なった結果があります。
咲くことは、ゴールではなく、これまでの過程が外にあらわれた状態。
私たちの心や身体にも、同じことが起こります。
整え、育ててきたものが、ある日ふと、形となってあらわれる。
ヨガと「満ちていく感覚」
この時期のヨガは、頑張ることよりも、満ちている状態に気づく時間。
- ウジャイ呼吸で肺の広がりを感じる
- いつもよりシャヴァーサナを長くする
- マントラの詠唱
それは、何かを足した結果ではなく、すでに整っていることに気づく感覚。
牡丹が堂々と咲くように、私たちの内側にも、すでに満ちているものがあります。

比べない美しさ
牡丹は、他の花と競うことなく、ただその場所で、そのタイミングで咲きます。
早く咲くことも、大きく咲くことも、評価の対象ではありません。
大切なのは、自分の状態が満ちたときに、自然にひらくこと。
スタジオからのひとこと
4月30日〜5月4日。
牡丹がゆっくりと花ひらくこの季節。
何かを足そうとしなくていい。
何かを証明しようとしなくていい。
ただ、いまの自分の状態に気づいてみてください。
呼吸が穏やかであること。
身体が安定していること。
心が静かに満ちていること。
そのすべてが、あなたの中にある美しさです。
どうぞこの時期は、満ちていることを感じるヨガを。
