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北京オリンピックを見て思ったこと
【インストラクターデビューの道のり パート25】
みなさん、こんにちは。TerasuスタッフのHIROKOです。下の写真を見て、誰かご存じでしょうか?
「わー、懐かしい知ってる」っと思われた方は、おそらく私と同年代かそれ以上の方だと思います。
彼女は1972年札幌オリンピックのフィギュアスケート銅メダリストの『ジャネット・リン選手』です。
今回、北京オリンピックを見ていて、彼女の事を思い出し50年ぶりに当時購入した「ジャネット・リン特集号」を引っ張り出してきました。
当時中学生だった私は、彼女のスケートに魅了され、そこからずっとフィギュアスケートが大好きです(見るのも、滑るのも)
今は良き時代で、50年前のフリー演技の映像をネットで見ることが出来、懐かしさでいっぱいです。
彼女の演技を見返すと、ジャンプやステップはとても拙く今の選手の技術はすごいと改めて感心します。
彼女は銅メダルにもかかわらず、日本に「ジャネット旋風」を引き起こし、オリンピック後の来日の時は大騒ぎになりました。
その理由は、競技中に尻もちをついたのですが、すぐに笑顔になり滑り続けました。その時の笑顔がとてもチャーミングで彼女は『銀盤の妖精』と言われCMやTVに引っ張りだこでした。
毎回オリンピックでは色んなドラマが展開されます。
2014年のソチオリンピックでは浅田真央ちゃんの『伝説のフリー』がありました。
金メダルを期待されて挑んだショートプログラムではまさかの16位、見ていた私までも胸が痛くなる思いでした。フリーは時差の関係で試合は夜中、目覚ましをセットしての観戦。
始めのジャンプが成功してからは鳥肌の立ちっぱなしで演技終了後は布団の中で号泣していました。しばらくはテレビでそのシーンが流れるたびに涙していました。
そして今回、羽生君の演技にもドラマがありました。
もちろんメダルを取った選手の演技も素晴らしかったのですが、チャレンジする羽生君の姿には感動がありました。
選手とすれば形に残るメダルが一番かもしれませんが、私は感動を与えた選手の事は忘れることが出来ません。
ちなみに札幌オリンピックの時のフィギュア女子の金、銀メダリストが誰であったか覚えていません。
50年たっても私の記憶の中にあるジャネット・リン選手はすごいと思いますし、それは感動があるからだと改めて思いました。
当時中学生だった私は、どうしてもマイシューズが欲しくてクリスマスだったか誕生日だったか忘れましたが親に頼み込んでスケートシューズを買ってもらい岡崎にあったスケートリンクにはよく行きました。
マイシューズがちょっと自慢で、いつもピカピカに磨いていた時のことを思い出します。
そのシューズも昨年断捨離しました。
何十年と履くことは無かったのですがどうしても捨てることが出来ず眠っていましたが、メンテもしてないし今から履くこともないだろうと決心。
一抹の寂しさはありましたが、「ありがとう」の言葉をかけて処分しました。
時は流れ形あるものは変化し消えゆきますが、心に刻まれた感動はこうして残るんだなと、感じたここ数日でした。
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