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【ヨガ哲学(ニヤマ)】⓷タパス(苦行)
【インストラクターデビューの道のり パート43】
みなさん、こんにちは。Terasu スタッフの HIROKO です。
今回はヨガ哲学の『ニヤマ(個人的規律)』の【タパス(苦行)】についてお話ししたいと思います。
【苦行】と聞くと、自分を追い込んで無理をして苦しい修行をすることの様に思いますが、自分自身を追い込み傷つける事は【アヒムサ(非暴力】に反することになりますね。
そうではなく人生の中で起きる苦しい状況を受入れ、逃げることなくその時にできる努力をすることで、強い自分を作る事です。
ヨガの経典の中でおもしいろいなぁ、と思った一説があったので紹介します。
「布でもきれいになる為には苦しみをくぐらねばならない、洗濯屋は服を綺麗にするために石鹼の入ったお湯につけ、次に色んな方向から叩く、そして洗濯機の中でぐるぐる回し、その後熱い乾燥機で乾かしてアイロンをかける、それでやっとこの服から汚れがとれ純粋になる」(一部省略)
「心も純粋になる為には洗われて絞られて、放り投げられて、乾かされて、アイロンを当てなければならない」と、書かれています。
【タパス】の直接的な意味は「焼くこと」とされています。焼くときには何ら熱と痛みがあります。
熱い思いをもって心の中の不純性(迷いや不安、悪習慣など)を取り除けば、心と体が鍛えられて本来の潜在的な能力が発揮できるとされています。
では【タパス(苦行)】を実践するにはどうすれば良いでしょうか。
私達は毎日の生活の中で、嫌だなぁと思ったり苦痛を感じたりすることがあります。
また、賞賛を浴びることもあるでしょう。
それらすべてを受け入れて、内側から沸き起こる欲求と向き合い五感をコントロールし、日々やるべきことをする事です。
私は今こうして毎週ブログを書いています。
正直言って文を書くことは得意ではない為、毎週四苦八苦、悪戦苦闘しています。
もう辞めてしまいたいと思う事もありました。でもこのブログを書くことにより、ヨガの学びを自分の中に落とし込めていけていると思います。
苦手な中でも少しずつコツがつかめてきた様に感じます。
また、テラスに勤務するようになって初めてSNSの発信やペーパレスへの移行など、超アナログの私にはデジタルな時代の波に乗ることへの過度のストレスを感じることもありました。
『なんで、今更・・・』『前のやり方で良いやん・・・』等々、思った事は何度もありました。
そのたびに自分の中の固定概念を取り払い、とりあえずチャレンジしました。
何度もくじけそうになりましたが、コツコツと出来る事から進めて行った結果、今では当たり前の様にこなし、同年代の友人は驚いています。
嫌だと思って逃げていたら、いつまでたってもそこから進みません。
これも私の【タパス(苦行)】の実践だと思っています。
【タパス(苦行)】を実践することにより、意志が強くなり、忍耐力が身につき、自分に自信がつき不安からも解放されると言われています。
私的にはボケ防止にもなる事も付け加えたいです。
私たちの周りは日々色々な困難が待ち受けています。【タパス(苦行)】を実践し、あらゆる困難に正しく向き合い、自分に自信をもって健康な人生を送っていきたいですね。
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