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MASAYOブログ#7 定食屋始めました!

家の近くに新しい飲食店ができた。

その場所はその前の店も、その前の前の店も飲食店だったがあまり長く続かなかった。
新しくその場所にオープンしたお店の店主らしき方が、1人でお客の為に用意したと思われる大き なテレビを見ている姿を毎日見かける。お客さんはいないようだ。

近所だし応援はしたいが、お客として入るのはなんだかちょっと勇気がいる。

店の前に幾つかのぼりが立っていて、何がお薦めなのか分かりにくいが、かつ定食がお勧めの ようだ。

やっぱりなんだか入りにくい・・・。 娘を車で迎えに行った帰りに毎日その店の前を通るが、やはり大きなテレビの前に店主らしき方
が1人で座ってる。
そんな日が続いて・・・ ある日、夫が早く仕事から帰り、私の代わりに娘を迎えに行った。
父親と帰ってきた娘が興奮しながら、 「お母さん!大変!!」 と、玄関を開けて叫んでる。

家に上がってきて、テンション高いまま私の所にやってきて、
「おばちゃんのお店!お客さんが来てた!それも1人でなく、何人か!!すごいよー!すごい よー!」

私が毎日、車の窓越しにお店を覗いて、 「今日もお客さんいないのかなー。」

と、言っているのを聞いてたみたいだ。 娘はずっと新しいお店を応援してたのだろう。 「頑張れ!!」と。

次の日、私も娘のお迎えの帰りにお店の前を通ってビックリ!!
わーーー!本当だ!お客さんがいる!! しかも数人!!
何が起こったの??

今日はあの大きなテレビをお客さんが見てるんだろうなぁ。

テレビはついているが店主の姿は見えない。 注文があった料理を忙しく作っているんだろうか・・・。
何だか嬉しい。

ご近所のお店だから? 店主の年齢が自分の親と重なるから?
それから数日、お店にはお客さんがいた。 そして、娘が私に言ったのだ。 「お母さんはあのおばちゃんと同じだね。」 うん?なんのこっちゃ??

「あのおばちゃんは、人がきても来なくてもいつでも料理を出せるように準備をしてたんだね。 だから、人が突然来ても料理をちゃんと出して、おばちゃんの料理が美味しいからまた来てるん だよ。」

「お母さんはいつでもヨガの先生ができるように今練習してるんでしょ? おばちゃんは毎日料理の練習してたんだよ! だから、おばちゃんの料理は美味しいんだね。 だから、お客さんがまた来るんだね。

お母さんと一緒だよ。」
ひょーーーーーー!! 嬉しかったり、 恥ずかしかったり、
正直、「こりゃ、やばい」と思ったり。
そんなふうに思ってくれるのね。 でも、お母ちゃんはすごくブレブレなんだよ〜。

お母さんは毎日練習してるけど、 その間、娘を1人きりでご飯食べさせてしまったり、 迎えが遅くなったり、 頭が交通渋滞状態で、叱らなくていい事を叱ったり。

すごい形相で躍起になってる。 余裕なく自分を追い込んでる。
お母さんはクラスの時間をあなたが言うように「また来たい・・」と思って頂けたら嬉しいし、幸せだ な。

でも、すごい形相の母ちゃんは見直さなければいけないね!
いつも覗いているお店のおばちゃんはお客が居なくても淡々としてるイメージで、逞しく見える。

『待つ』のは難しい。

例えばUNOのリバースやスキップが突然やって来た時、 唐突に「待つ」時間がやってくる。

この時は感情が高ぶり、焦りやドキドキで心ここに在らず。荒ぶる心は鎮まらない。
人を「まだ?まだ?」と急かす。
「待つ」時間に不安がよぎり余計な行動をしたりする。
そして、
自分を責め始めたり・・・。 頭でぐるぐる考えて固まってしまって身動き取れなくなったり。

『予想外の事が起こる』 この対応もなかなかの難しさ。
状況を受け入れて、 来たものには慌てず淡々と対応する・・・
初めて出会った物事にせかせかと懸命になりすぎて体調を崩してしまったり。

突然の変化にパニック状態で対応したり。
私がヨガに出会い、ただ今の時点でヨガの中で感じた大切だと思う事。

今の状況を受け入れて 「待つ」
そして、自分が自分に求めているもは、 「淡々とした私」と「いい塩梅」

定食屋のおばちゃんは実際は焦ったり、新しい料理の方向を探したり、バタバタしてるのかもしれ ない。
人間だもの。

物静かそうに見えても、緊張してお客さんがご飯を口に運ぶタイミングがないほどに喋ってるかも しれない。
人間だもの。

でも、娘の言うようにいつでも料理を出せるように練習をして、料理が美味しくて、また来たくなる 味や雰囲気がそこにあるなら・・・。

それは確かな人生の経験値と、 いい塩梅のおばちゃんの力の出し方と、 持っている“おばちゃんの味”なのかも。
すごろくゲームの一回休憩はもう受け入れるしかなく、どてっと寝転ぶ。 この力の抜き加減は、私的にはいい塩梅だ。

『淡々と生きたい・・・』
この「かつ屋のおばちゃん」の一件で、 自分がヨガを続けていたいと思う理由が少し鮮明になった。

今は、おばちゃんのお店には人が来てたり、来ていなかったり。 でも、お店の中のおばちゃんは淡々としているように見える。(実際のところは謎ですが)

こんな看板に出会った。バカボンのパパ。カメハメハ大王の歌を思い出した。

太陽には文句言えないし、受け入れるしかない。ここで焦り、必死になっても何の抵抗にもならな いだろうなぁ。
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京都のヨガスタジオTerasu

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