季節の変わり目についになりましたね。私は夏女なので、少しずつ肌寒くなり、気持ち的な寂しさと共に身体の気だるさを感じています。青空いっぱいだと外に出なきゃ！と思いますし、暑い！と言いながら汗をかくことが楽しくて仕方ありません。その分冬の寒さには激弱で、冬眠をしていたい気分になり、何もやる気が起きません。これからの季節の私の課題は天候に左右されないこと。ヨガを通して自分と向き合い、周りの環境のせいにしないこと。やはりどのような環境下でも自分を持っていて努力している人はかっこいいですよね。そんな風になりたいな~なんて。

私は環境に左右されやすい分、環境にこだわるようにしているつもりです。良いようにも悪いようにも周りに流されやすい。なのでなるべく色んな場所に行き、色んな人と出会い、色んな人の価値観に触れる。そうすることで自分の視野を広げる。そう思い、バックパッカーなどをして今まででおよそ30カ国まわりました。先日インドに行った際は、ついでにと数カ国周って二ヶ月半ぶりに自分の家に帰宅しました。

「愛の不時着」という大ヒットした韓国ドラマを見た方はいらっしゃいますか？そのドラマの中で主人公が、“本棚はその人を表す“というようなことを言っていました。それから私は友人など誰かの家に行けば本棚を見ていました。その人の興味関心がどこに在るのかが直ぐに見て取れるから面白い。

久々帰ってきた自分の家の本棚を見てがっかりしました。なんてつまらない人間なんだ！この人の友達には絶対なりたくないと思うような本棚でした。今まで散々視野を広げたいと言っていたのにも関わらず、似たような自己啓発本ばかり。結局自分の考えを肯定してくれる本を手に取ってしまうもの。

これが私にとって大きな気づきでもありました。偏見、価値観の偏りは必ず出てしまうもの。個々人の経験をもとに物の見方は異なります。分かりやすい例で言えば、信号の色は私たち日本人は青信号と教えられてきていますが、欧米ではあれは緑信号。同じ色でもそれが青と周りが言えば青であり、緑と周りが言えば緑で在る。それは物の見方の違い、そして環境による影響を表しているとも言えます。こういった物の見方を全人類分吸収することは限りなく不可能に近い。ただ少しでも多くの人の物の見方、考え方を学ぶことで見える、また違う景色というのも大切で在ると思います。気づけば周りの友達は自分と似たような考え方を持っている人や、生き方をしている人になりがちですが、全く違う価値観を持った、生き方をした人と関わることも良い刺激になりますよね。

私はこのテラスのコミュニティクラスを担当し始めて、そんなことをひしひしと感じています。かっこいい先生方はそれぞれ個性抜群。生徒さんも個性豊かで楽しい方ばかり。一歩踏み出してこの環境に入れたことにとても感謝しています。コミュニティクラスも折り返し地点になりましたが、今後ともどうぞよろしくお願いします！

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