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ASUKAブログ #8 私と食
変な気候が多く雨に打たれてばかりの最近の私ですが、皆さん風邪をひかずにお元気でお過ごしでしょうか?
今の時期を秋と言っていいのか分からないのですが、秋といえば食欲の秋!これに限りますね。私は食欲には悩まされることが多い方で、今も尚食欲と闘う日々です。
食というのは面白いもので、その人の食べるもの、食べ方をみればその人がどんな人なのか大体分かってしまいます。箸で食べるのか、フォークとナイフを使うのか、手で食べるのか、どういった姿勢で食べるのか、またどういった姿勢が正しいとされているのか。
私自身いままで約30カ国へ渡航したのですが、違う国に行く時に困ることはこの食です。好き嫌いはない方なので、食べるものに困ることはないのですが、食べ方に困ることが多々。たとえばアメリカでは手で食べるピザをウクライナではフォークとナイフで食べたり。日本ではお味噌汁をお椀に口をつけて飲みますが、お隣の国韓国ではスープ類はスプーンで飲むのが基本で、お椀を持ち上げるべきでないとされていたり。スリランカのローカルのレストランに行けば手で食べるのが普通で、カレーを食べるのにフォークやスプーンをもらえなかったり。
インドに行ったことがあるというと、カレーを手で食べるんでしょ?と言われることがありますが、私自身A型を理由になるべくスプーンを使っていました。しかしスリランカに渡ればそれは避けて通れぬ道でした。ポロポロ落ちる日本のお米とは違う、まとまりようのないお米と、熱々の液体状のカレーを手で食べるのが基本。フォークやスプーンは置いていません。現地の方にコツを教えてもらいながら、なんとか現地でお行儀の悪くないよう試みましたが、やはり難しい。ある時にはお隣にナンが添えてあったので、ナンにカレーをのせて食べていました。するとスリランカ人のお姉様に、「それはお行儀悪いから、ナンはディップしなきゃだめよ」と教えられました。しかしこれもまた難しい。スプーンがないのにも関わらずナンをディップするようではルーの具材の取りようがない。そうその具材は手で食べるしかないのです。そんな小さな葛藤を1人で繰り返すのが私の旅先での食との関わり方です。それもまた旅の面白さなのですが。
そして私には食に関していつまでも解けない疑問があります。「好きな食べ物なに?」の答え方。これは本当に好きなものを言えばいいのでしょうか?私は小中学生の頃は恥ずかしかったため、「さくらんぼ」なんて答えたりしていました。
なぜなら私の本当の好物はネギ、更に言えば赤玉ねぎ。こんなこと初対面の相手に言えるはずがない!そう思っていたのですが、蓋を開けてみれば結構ネギ好きも多いもので、最近では仲間がいればテンションが上がります。私のネギ好きは異常で、祖父が私のためを思い、赤玉ねぎだけを育てる畑をするほど。ネギラーメンにはネギをさらにトッピングしたり。小学校の自由研究ではネギの栽培を観察して、それが入賞してしまい市民センターのようなところで飾られ、母は顔を赤ていました。好きなもので評価されることはとても嬉しいのですが、この時に関しては恥ずかしさが勝っていました。
というわけでいまだに心を開いた相手にしか実は言えないでいるネギ好きの私をここで明かしてみました。皆さんは好きな食べ物を聞かれた際には何と答えますか?何と答えるべきなのでしょうか?
ちなみに私の京都の好きな理由の一つは九条ネギのこの上ない美味しさでもあります。魅力溢れる京都をまだまだ散策して行きたいと思っております!
良き一週間をお過ごしください!
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