Blog
「立夏」夏のはじまり。
5月5日、「立夏(りっか)」
暦の上では、この日から夏が始まるとされます。まだ肌寒い朝もあるけれど、風の中にほんのりと熱を帯びた気配を感じたら、季節は確かに動き出しています。
新緑がまぶしく、空がどこまでも高く感じるこの頃。
草木や虫たちが目覚め、陽射しが強くなってきて、私たちの心も体も、少しずつ「外へ」「開いていく」方向に変化していくように感じませんか?
冬の間にためこんだ感情や疲れ、知らず知らずのうちに固まってしまった体と心。
春の揺らぎを超え、この「立夏」は、自分自身の内側にも小さな夏の種をまくような時期。
何か新しいことを始めてみたくなったり、もう一度、自分のリズムを整えたくなったり。
そんな気持ちが芽生えたなら、それは自然のリズムにちゃんと共鳴している証です。
ヨガの時間は、そんな自分自身の声に気づくための静かな場所。
呼吸とともに内側を見つめながら、ゆっくりと心をほどいていきましょう。
そして、あなたの中の「夏の光」を、そっと灯してあげてください。
小さな一歩が、やがて大きな変化につながっていきますように。
今年の夏も、自分らしいリズムで、軽やかに。
立夏におすすめのヨガポーズ
心と体を開き、夏の光を迎えるために
この時期は、冬から春にかけて内側に向いていたエネルギーが、少しずつ外へと広がっていくタイミング。
心をほぐし、胸を開くポーズで、夏の光を迎える準備をしてみましょう。
【ウシュトラーサナ(ラクダのポーズ)】
胸を大きく開き、背中や股関節の前面を伸ばすことで、心身の滞りを流してくれるポーズです。
【ポーズのとり方】
- 膝立ちになり、膝は腰幅に開きます。
- 両手を腰に添え、骨盤を前に押し出すようにして胸を開きます。
- 背骨を引き上げながら、ゆっくりと後ろに倒れていき、余裕があれば手をかかとにつけます。(⚠️無理をしないように。手を腰に置いたままでも良いです👍)
- 首や肩に緊張がないように注意しながら、数呼吸キープ。
【ポイント】
- 腰を反るのではなく、胸を高く持ち上げる意識で。
- 安定してキープできたら、いらない力みを手放しましょう。
ポーズのあとに感じる解放感や深い呼吸は、きっとあなたを整えてくれるはずです。