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SEIKO’sブログ 腸を整える☆

こんにちは!

毎週土曜日13時からクラシカルヨーガを担当している

女医 兼 ヨガインストラクターのSEIKOです。

今日は腸を整えるについてです。

ヨーガでは身体にはたくさんの生命エネルギーの通り道がある(72000本等)とされますが、解剖学的にも一番わかりやすくて重要なところそれは食べ物の通り道、つまり消化と言えます。ズバリ、便秘についてお話していきますね。

医療の世界では、高齢者や手術後、ベッドで寝ている生活が長い、病気で腸の動きが活発でない等、どうしても便秘になってしまうことがあります。なのでそこまで悪者ではありません。しかたないよね。下剤出しときますネ。それ位ありふれたものです。また、運動不足や不規則な食事で若い人でも便秘になったりします。その場合もそれほど原因を追求することもなく、薬(漢方薬含む)で早めに対処をしましょう、となります。因みに私自身もストレスや、ホルモンの変化などでその傾向があるのですが、体質だと思い込み罪悪感はありませんでした。

しかし、ヨーガの世界では全く異なります。実は、ヨーガでもアーユルヴェーダでも便秘は本当に悪者。日頃から如何に便秘を無くすか、ということに注意を向けているんです。

インドで参加したプラーナーヤーマ(呼吸法)のリトリートでは、7日間毎日のように脈診を取っていただきました。初日の朝、参加者全員の脈が乱れていると、マスターであるOPTiwari先生は怪訝そうに便秘の疑いと指摘されました。そして、毎朝の呼吸法の実践までに、快腸であることが必須だと特に強調されました。

というのは、便が残っていると、呼吸法(私たちの生命エネルギーを拡大して全身に振り分ける作用があると言われています。)によって、その毒が全身に回ってしまうと考えられているからです。

私は頷きながらも、心の中では「無理だよ。過密スケジュールで緊張しているし、食事も違うし、睡眠も少ないし。」と、ぼやいていました。

また講義では、適切な食事の取り方について、論理的かつ多面的に淡々と説明がなされました。

悪い食べ方や重たい食事はどれだけ身体に負担をかけたり、未消化物(アーマ、と考えられています)を増やしているのか、そして身体や心にどんなに悪い影響があるのか

私は、一度にたくさん食べたり、好きなものを好きなだけ食べたいという考えを曲げたくないと思いながら聞いていましたが、次第に自分の身体・心に謝らなくてはいけないような暗い気持ちでうなだれてしまいました。

さて、ヨーガ的なこれらの食べ方は、心・身体の面で消化に良い影響があるでしょう。

  • ミタハラ(不必要に取りすぎない)
  • 丁寧に食べる。(愛と世界とのつながりと平和を感じながら。食事の前にマントラを唱えたり。)
  • 材料を無駄にしない。(世界とのつながり)
  • 作りたて、作り手の心のこもった温かい食事。(エネルギー的な考え)
  • 夜は消化に良い軽い食事。

また、毎食で積極的に摂るように勧められるギーと呼ばれる良質の油は直腸まで到達するため、排泄をスムースに助けてくれます。

実際に食堂では、毎食たっぷりのギーと、作りたて、そして作る方の心がこもったヘルシーな食事をいただきました。(美味しいのです。)

そして、毎日の規則正しい生活。ヨーガを実践したり、講義を聞いたり。暖かい心を通わせるような人々との交流。つまり、心と身体にしっかり栄養がいきわたったおかげなのでしょう。

終盤の脈診では、balanceが取れている(良い状態です)とマスターのOPTiwari先生が輝く笑顔でお墨付きをくださり、嬉しかったです。実際に腸も整っていたと思います。

日常生活でも、そこにヨーガの習慣があると自然と生活リズムが正されるようになり、食事の内容にも気をつけるようになります。気がつくと身体も規則正しいリズムに整っているように感じます。

便秘の原因も様々ですが、ヨーガでは腸も含めて健康的な体質に整えていけると実感しています。

健康には、腸の状態はとても大事

気になる方は、またご質問くださいね。

如何だったでしょうか。

クラスではアーサナ(ポーズ)も呼吸法もお腹を引き締める動きが多いので、地味に、でも着実に効果を感じやすいかと思います。他にも、たくさんの効果があります

8月のテーマはRoots 根っこです。どんな経験があるでしょうか。

土曜午後のクラシカルヨーガでお待ちしています。

SEIKO

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