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SEIKO’sブログ手放すこと (実践編)
こんにちは!
毎週土曜日13時からクラシカルヨーガを担当している
女医 兼 ヨガインストラクターのSEIKOです。
(お知らせ)
先月より更なるヨーガの学びのため、しばしばクラスの代行をHIROKO先生にお願いしています。良いものを皆さんにお伝えできるように、しっかり学んでまいります。宜しくお願いいたします。優しいお人柄が滲み出る、かつ、安定感のあるHIROKO先生のクラスもどうぞお楽しみください♡
今日は手放すこと(実践編)、についてお伝えします。
もしかしたら実践の進化を阻んでいるのは、筋力や体力でもなく、ちょっとした思考のクセかもしれません。
ただポーズをとっているだけでは、台無しになる。大切なのは態度である。(以前のブログ、正しい態度、もご参照ください。)という話を以前の記事でお伝えしましたが、
伝統的ヨーガでは、自分の限界を尊重してポーズをとっていきます。そして実践の間はずっと、今の自分の状態に注意深く気づいていきます。
その中で、時々こんなガイドが入ります。
要らない力が入っていることに気づいたら、それを手放すようにしてみます。
これはとても有用なリラックスのテクニックです。そして、実はあなたの実践が進化する重要なコツ☆でもあるんです。
例えば呼吸法の時には、無理して息を吐き切ろうとして、眉間など顔にいつの間にか力が入っていたり。(私のことです。)
膝の上においた手が緊張していたり。背中の後ろがこわばっていたり。
アーサナ(ポーズ)に入っている時、自分にできる範囲を越えようと無理に身体を起こそうとしたり、首に力が入ったりします。特にアーサナの場合は無理をすると、痛みや怪我に繋がりますので慎重に行う必要があります。
アーサナの定義 は、安定して、快適な姿勢である。スティラ・スッカム・アーサナム
(ヨーガスートラ 第2章46節)
この安定して快適な状態でいるためには、態度(非暴力でいること、正直でいること)が大切になってきます。
非暴力。正直。どちらも、ヤマというヨーガの教えの中で基盤となるもの、自分の在り方、習慣化すべき態度の中に真っ先に挙げられるものです。
さらに実践(アーサナや呼吸法)を進化させるコツ、についてこんなヒントがあります。
それはこうしたい、もっと、という欲を手放すこと。
自分の身体をゆだねるように、リラックスして実践することです。これはヤマの中にある、要らないものを手放すという教え(アパリグラハ)に繋がります。
実は、アーサナの語源は 2つの言葉、アース と ナに分かれます。
アースは欲求という意味で、ナ は・・・ないという意味です。
つまり欲求がない状態、それがアーサナ(いわゆるポーズ)です。(なんかカッコイイ☆です。)
(MEMO)
意外かもしれませんが、力を入れて踏ん張る時よりも、実は・・・こんな進化があります。
- 徐々に関節の可動域が広くなり、無理なく柔軟性が高まります。
- 呼吸が深くなり、息が長くはけるようになります。さらにリラックスして副交感神経優位になります。
- 自由な感覚に
無理だ、出来ないと思うことであなたの可能性にブロックをかけてしまっているように、(心理的な面で)
・・・しなきゃ、もっと、と力んでいたり、どこかが緊張することで、あなたの身体は重たく不自由になっているのかもしれません。(身体面で)
(ヨーガの実践では、心と身体の連動に気が付きやすくなります。)
スタジオでは、実際に経験してみましょう。
ポーズをゆっくり丁寧にとっていきながら、集中した状態で自分に気づいていきます。要らない力は解いていきます。そして、変化もしっかり感じてみます。
どんな経験があるでしょうか。
ひとりひとりの経験は異なります。そして、毎回の経験も異なります。
何か気づきがあるかもしれません。(無くても大丈夫です。実は、結果をあまり期待しないことも大事だったりします。)
土曜午後のクラシカルヨーガでお会いできることを楽しみにしています。
SEIKO