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二十四節気「白露」〜残暑の中に秋の気配を探して〜
9月7日、暦の上では「白露(はくろ)」を迎えます。
白露とは、大気が冷えて草木に白い露が降りる頃のこと。朝夕には涼しさが増してきますが、昼間はまだ夏の名残が色濃く、残暑の厳しさを感じる季節です。
強い日差しに汗ばみながらも、ふと吹く風に秋の気配を感じたり、夜明け前の空気の澄みわたりに心が静まったり。移ろう季節を肌で感じるとき、私たちの心身も自然のリズムにあわせて変化していきます。
残暑の時期に大切な養生
白露の頃は、一日の寒暖差が大きくなり、体温調整や自律神経に負担がかかりやすい時期です。
夏の疲れを引きずっていると、呼吸器や胃腸にも不調が出やすくなります。
この時期は
- 冷たい飲み物を控え、温かい食事で内臓をいたわる
- 睡眠をしっかりとって体力を回復する
- 朝夕の涼しさを感じながら、深い呼吸を意識する
といった小さな工夫が心身を整えてくれます。
白露におすすめのヨガ
残暑でほてった体と、季節の変化に揺れる心を整えるには、呼吸を深める穏やかなヨガが最適です。
- 胸を開くポーズで呼吸を深める
- 太陽礼拝をゆったり行い、全身に活力をめぐらせる
- シャヴァーサナで熱と緊張を手放し、涼やかな感覚を味わう
自然のリズムに合わせたヨガは、季節を心地よく過ごすための智慧となります。
季節の移ろいをヨガで味わう
厳しい残暑の中にも、朝露や夕風に秋の兆しが潜んでいます。
白露の季節、自然の移ろいを感じながら、自分の内側の声にも耳を澄ませてみませんか?
ヨガを通じて、心と体にやさしい秋の始まりを迎えていきましょう。