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CHIHIRO’s Blog 〜土台から整えて、呼吸もお口も健やかに〜

こんにちは!
毎週 火曜日13:30−14:30
ほどけるヨガを担当しています。
歯科衛生士ヨガインストラクターのCHIHIROです

今回はヨガと歯科に共通する「土台の安定」についてお話します。

ヨガの視点からみる土台の大切さ

ヨガのアーサナ(ポーズ)では、まず土台を整えることが大切だと伝えられています。
足裏や坐骨といった身体が床と触れている部分が安定しないと、その上に積み上がる背骨や姿勢もぐらつきやすくなります。

土台が不安定だと、無意識に余計な力が入り、呼吸が浅くなってしまうことも。
逆に、足裏が大地をしっかり感じていると、余分な力が抜け、呼吸も自然と深まっていきます。

「土台から積み上げること」が、心地よいアーサナと安定した呼吸につながるのです。

歯科からみる土台の大切さ

実は、歯科の世界でも「土台の安定」はとても重要です。
例えば「飲み込み」の動作。

足が床についていない状態で椅子に座っていると、体幹が安定せず、舌やのどの筋肉が働きにくくなります。
その結果、食べ物や飲み物をスムーズに飲み込むことが難しくなるのです。

特に高齢の方では、足がぶら下がる椅子に座るだけで、飲み込みの機能に影響が出ることも報告されています。
つまり、飲み込みの安定には「足裏がしっかり床につくこと」が欠かせないのです。

ヨガと歯科に共通する学び

ヨガも歯科も、どちらも「土台が安定することで上が整う」という共通点があります。
ヨガではアーサナの安定につながり、歯科では飲み込みや口まわりの機能を助けてくれる。

まるで積み木を重ねるように、下が安定していれば上は自然と整い、余分な力を入れる必要がなくなります。

日常生活での意識ポイント

ヨガの練習中だけでなく、日常生活でも「足裏がしっかり床についているか」を意識してみましょう。

  • デスクに座っているとき
  • 食事をしているとき
  • ヨガのポーズをキープしているとき

その小さな意識が、呼吸を深め、お口の機能を助け、心身の安定にもつながります。

土台を整えることは、ヨガでも歯科でも共通する大切な習慣です。
今日のヨガや日常生活の中で、まずは「足裏を床に感じる」ことから始めてみませんか?

その一歩が、呼吸もお口も、そして心までも心地よくしてくれるはずです。

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