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【読むヨガ】七十二候 芹乃栄(せりすなわちさかう)

1月5日から9日ごろは、二十四節気をさらに細やかに分けた七十二候でいう「芹乃栄(せりすなわちさかう)」の頃。

寒さの底にありながら、春の気配が静かに芽吹きはじめる時期です。

芹は、冬の冷たい水辺でもたくましく育つ植物。

霜に触れ、凍えるような環境の中で、少しずつ青さと香りを増していきます。

この季節は、外側から見るとまだ冬の只中。

けれど内側では、確実に「次の巡り」が始まっています。

芹乃栄が教えてくれること

芹は、目立たず、静かに育ちます。

大きく伸びるわけでも、華やかに咲くわけでもありません。

それでも、確かな生命力を内に秘め、必要なときに芽を伸ばします。

ヨガの練習も、どこか似ています。

成果がすぐに見えなくても、呼吸を感じ、身体に耳を澄ませ、日々を重ねること。

その積み重ねが、ある日ふと、

「楽に立てている」「心が静かだ」といった変化として現れます。

芹乃栄は、外に向かって何かを成し遂げるより、内側を養う時間の大切さを教えてくれる季節です。

冬の深まりと、内なる成長

年明けの慌ただしさが少し落ち着き、心と身体が本来のリズムを思い出しはじめる頃。

寒さで縮こまりやすいこの時期こそ、

  • 呼吸を深くする
  • 足裏の感覚を丁寧に感じる
  • 無理に動かず、今の状態を観察する

そんな「静かなヨガ」が、内側の巡りを整えてくれます。

芹が水の中で根を張るように、

私たちもまた、見えない部分を養うことで、次の季節を迎える準備が整っていきます。

スタジオからのひとこと

この数日は、「頑張る」よりも「感じる」を大切に。

寒さの中にある小さな変化や、呼吸のわずかな深まりに気づくことが、これからの一年を支える土台になります。

芹乃栄の時期、どうぞご自身の内に静かに栄えていくものに、そっと意識を向けてみてください。

今日の一呼吸が、春へとつながる確かな芽になりますように。

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