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【読むヨガ】雨水 末候 草木萌動(そうもくめばえいずる)
2026年2月28日〜3月4日は七十二候のひとつ草木萌動(そうもくめばえいずる)
土の中で静かに準備を重ねていた草木が、いよいよ芽を出しはじめる頃。
まだ風は冷たく、景色も完全な春とは言えません。
それでも、大地のあちこちで小さな命が確かに動き出しています。
「萌える」とは、燃えるの語源とも言われ、内側から湧き上がるような生命力を表す言葉。
春は、外から来るものではなく、内側から芽吹くものなのかもしれません。
芽吹きは、静かな決意から
芽は、大きな音を立てて出てくるわけではありません。
土をそっと押し上げ、やわらかく、しかし確かな力で顔を出します。
それは、焦りでも勢いでもなく、準備が整ったときに自然と起こる動き。
私たちの中にも、「そろそろ動きたい」という感覚が芽生えることがあります。
その小さな気配を、否定せず、急がせず、ただ丁寧に見守ること。
それが、春のリズムに沿う過ごし方。

ヨガと「内側から立ち上がる力」
この時期のヨガは、強く奮い立たせるのではなく、内側から立ち上がる感覚を育てる時間。
- プラーナーヤーマ(呼吸法)で心身を整える
- 骨盤や背骨をやさしく整える
- 呼吸観察しながら、ゆっくり動く
少しずつ巡りが戻り、身体の奥にあたたかさが灯る。
その感覚は、無理に作るものではなく、自然に芽吹くもの。
草木が芽を出すように、私たちの身体もまた、季節とともに動き出します。
比べなくていい、急がなくていい
芽吹きの速さは、それぞれ違います。
早く咲く花もあれば、ゆっくり準備を続ける芽もある。
大切なのは、他と比べることではなく、自分の土壌を信じること。
ヨガの時間は、その土壌を整えるひととき。

スタジオからのひとこと
2月28日〜3月4日。
草木が萌え動くこの数日間は、自分の内側に生まれた小さな芽に
そっと意識を向けてみてください。
呼吸が通ること。
心が少し軽くなること。
それだけで十分。
あなたの中の春は、もう静かに始まっています。
どうぞこの時期は、芽吹きを感じるヨガを。
