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【読むヨガ】小満 末候 麦秋至(ばくしゅういたる)

2026年5月31日〜6月5日は七十二候のひとつ、麦秋至(ばくしゅういたる)

「秋」という字が使われていますが、季節は初夏。

麦にとっての収穫期を迎え、青々としていた麦畑が黄金色に染まりはじめる頃です。

長い冬を越え、春の雨を受け、太陽の光を浴びながら育った麦が、
ついに実りの時を迎えます。

それは、生命がひとつの成熟を迎える季節です。

育てたものは、やがて実る

麦は種を蒔いた翌日に実るわけではありません。

土の中で根を張り、風に揺られ、雨に打たれ、長い時間をかけて育ちます。

そして、その積み重ねがあって初めて、黄金色の穂を実らせます。

私たちの人生も同じかもしれません。

毎日の小さな積み重ね。
呼吸を整えること。
身体の感覚に耳を傾けること。

その一つひとつは目立たなくても、やがて大きな実りへとつながっていきます。

ヨガと「実りを受け取る時間」

ヨガというと、つい「もっと柔らかくなりたい」「もっと上達したい」と考えがちです。

けれど麦秋至の季節は、何かを求めるよりも、「すでに育っているものに気づく時間」かもしれません。

  • 以前より呼吸が深くなった
  • 身体の緊張に気づけるようになった
  • 少し心が穏やかになった

そんな小さな変化も、立派な実りです。

実りのあとに、また新しい季節が始まる

収穫は終わりではありません。

麦が刈り取られることで、また新しい命の循環が始まります。

実りを受け取り、感謝し、そして手放していく。自然は常に、その繰り返しの中にあります。ヨガもまた同じです。

完成を目指すのではなく、今という瞬間を味わいながら、変化し続けていくもの。

スタジオからのひとこと

5月31日〜6月5日。

黄金色の麦が風に揺れるこの季節。

少し立ち止まり、これまでの自分を振り返ってみてください。

できていないことではなく、育ってきたものに目を向けてみる。

ここまで歩んできたこと。

そのすべてが、あなたの実りです。

どうぞこの時期は、「足りないもの」ではなく、「すでに満ちているもの」に気づくヨガを。

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