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【読むヨガ】夏至 初候 乃東枯(ないとうかるる)
2026年6月21日〜6月26日は一年で最も昼の時間が長くなる「夏至」
太陽の力が最も強まるこの時期に迎える七十二候が、乃東枯(ないとうかるる)です。
乃東(なつかれくさ)とは、古くは靫草(うつぼぐさ)と呼ばれる植物のこと。
多くの草木が勢いよく成長するこの季節に、なぜか乃東だけは花を終え、枯れはじめます。
生命が最も満ちる季節に訪れる「枯れる」という現象。
そこには、自然が教えてくれる大切な智慧があります。

満ちることと、手放すこと
私たちはつい、
「成長すること」
「増やすこと」
「前へ進むこと」
ばかりに意識を向けがちです。
けれど自然界では、芽吹くものがあれば、役目を終えるものもある。
伸びるものがあれば、静かに終わりを迎えるものもある。
乃東枯は、満ちることと、手放すことは同時に起こるという自然の循環を教えてくれます。
ヨガと「余白をつくる実践」
ヨガもまた、何かを得るためだけのものではありません。
むしろ、余計な力を手放し、不要な思考を手放し、本来の自分へ戻っていく実践です。
この時期は特に、
- 呼吸を深く吐く
- 肩や顎の力を抜く
- 頑張りすぎている部分に気づく
そんな練習がおすすめです。
新しいものを入れるためには、まずスペースが必要だからです。
最も明るい日に思い出したいこと
夏至は、太陽のエネルギーが最も強まる日。
けれど翌日からは、少しずつ昼の時間が短くなっていきます。
自然は常に、満ちたら欠け、欠けたら満ちる。
その繰り返しの中にあります。
だからこそ、今が充実している時も、思うように進まない時も、どちらも永遠ではありません。
その変化を受け入れることで、心は少し自由になります。
スタジオからのひとこと
6月21日〜26日。
一年で最も光が満ちるこの季節。
何かを増やそうとする前に、何を手放したらもっと楽になれるだろう。そんな問いを持ってみてください。
呼吸を吐くこと。
肩の力を抜くこと。
完璧であろうとする気持ちを緩めること。
その小さな手放しが、次の成長のための余白をつくってくれます。乃東が静かに役目を終えるように、あなたの中にも、もう手放していいものがあるかもしれません。
どうぞこの時期は、「余計な力をほどき、本来の自分に戻るヨガ」を。
