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【読むヨガ】小暑 初候 温風至(おんぷういたる)
2026年7月7日〜7月11日は、七十二候のひとつ、温風至(おんぷういたる)
梅雨が明け始め、大地を渡る風にも夏のぬくもりが感じられる頃。
これまでどこか湿り気を帯びていた空気は、少しずつ力強さを増し、本格的な夏の訪れを知らせます。
風は目には見えません。
それでも、木々を揺らし、雲を運び、私たちの肌に季節の移ろいを伝えてくれます。
見えないものに気づく
風は、姿は見えなくても、確かに存在しています。
呼吸もまた同じです。
普段は意識することが少なくても、私たちは一日約2万回もの呼吸を繰り返しながら生きています。
ヨガでは、この見えない呼吸に意識を向けます。
呼吸が浅い日は、心もどこか落ち着かない。
呼吸が深まると、身体だけでなく、心にも自然と余裕が生まれます。
見えないものほど、私たちに大きな影響を与えているのです。

夏は「頑張りすぎ」に気づく季節
夏になると、活動量が増え、気持ちも自然と外へ向かいます。だからこそ、
「もっと頑張ろう」
「もっと動こう」
と、自分を追い込みやすい季節でもあります。けれど自然の風は、決して力任せには吹きません。
必要なときに吹き、必要なときには静まる。
私たちもまた、力を入れることと、力を抜くこと。
その両方があってこそ、心地よく過ごすことができます。
ヨガと「風のような呼吸」
ヨガでは、呼吸をプラーナ(生命エネルギー)と言います。
吸う息(プーラカ)と吐く息(レーチャカ)、その繰り返しの中で、
身体の巡りも、心の巡りも整っていきます。
ポーズの完成を目指すよりも、呼吸が心地よく行えているか。ポーズを練習する際は呼吸を指標にして観察し、それを感じることが、ヨガでは何より大切です。
スタジオからのひとこと
7月7日〜11日。
夏の風が吹きはじめるこの季節。
忙しい毎日の中でも、ほんの少し立ち止まり、呼吸を感じてみてください。
風が木々を揺らすように、呼吸は身体をやさしく動かし、心を静かに整えてくれます。
目には見えないけれど、いつもあなたを支えているものに気づくこと。
その時間が、暑い夏を心地よく過ごす力になってくれるでしょう。
どうぞこの時期は、「風のように、しなやかに呼吸するヨガを」
