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【読むヨガ】立秋 初候 涼風至(りょうふういたる)
2026年8月7日〜8月12日は暦の上では、秋の始まりを告げる立秋。
その最初の七十二候が、涼風至(りょうふういたる)です。
一年でも特に暑さの厳しい時期。
日中にはまだ強い日差しが照りつけていますが、朝夕の風の中に、ほんのわずかな涼しさが混じりはじめる頃です。
夏から秋へ。景色が大きく変わるわけではありません。
けれど自然は、私たちが気づかないほど小さな変化を重ねながら、確実に次の季節へと向かっています。
季節の変化は、小さなところから
「秋」と聞いても、まだ実感できないほど暑い日が続きます。
けれど、少し早起きをして外へ出てみると、風の温度や空の高さ、光の入り方に、これまでとは違うものを感じることがあります。
変化とは、ある日突然起こるものではありません。
ほんの小さな違いの積み重ねが、やがて大きな変化になる。
自然は、そのことを教えてくれます。
私たちの心や身体も同じです。
毎日のヨガで呼吸を感じること。
身体の小さな違いに気づくこと。
その積み重ねが、いつの間にか自分自身を変えていきます。

ヨガは「気づく」ための練習
ヨガというと、身体を柔らかくしたり、難しいポーズができるようになったりすることに目が向きがちです。
けれどヨガの実践で大切にしたいのは、今、何が起きているのかに気づくこと。
今日は呼吸が深い。
いつもより肩に力が入っている。
身体が軽い。
心が少し落ち着かない。
良い、悪いと判断せずに、まず気づいてみる。
涼風至の「わずかな風の変化」に気づくように、自分の内側の小さな変化にも耳を澄ませてみましょう。
変化を急がない
季節は、夏から秋へ一瞬で切り替わるわけではありません。
暑さと涼しさを行き来しながら、少しずつ移ろっていきます。
人もまた同じです。
前に進める日もあれば、
立ち止まる日もある。
調子の良い日もあれば、思うようにいかない日もある。
それでも、その一つひとつが今の自分をつくっています。
ヨガは、無理に自分を変えるためのものではなく、今の自分を観察するための時間でもあります。
スタジオからのひとこと
8月7日〜12日。
暑さの中に、ほんの少し秋の気配が混じりはじめる頃。
この時期は、大きな変化を求めるのではなく、いつもより少し丁寧に、自分の感覚に意識を向けてみてください。
風の温度。
呼吸の深さ。
身体の重さ。
心の動き。
気づこうとしなければ通り過ぎてしまう、小さな変化があります。
涼しい風が秋の訪れをそっと知らせてくれるように、身体や心もまた、いつも小さなサインを送っています。
その声に耳を澄ませる時間を大切に。
どうぞこの時期は、
「小さな変化に気づくヨガを」
豆知識 涼風至(りょうふういたる)
「涼風至」は、文字通り「涼しい風が吹き始める頃」という意味です。
とはいえ、8月上旬は現代の日本では一年でも特に暑い時期。「どこが涼しいのだろう」と感じるかもしれません。
七十二候が表しているのは、急に涼しくなることではなく、盛夏の中にも次の季節の兆しが現れ始めること。
立秋を境に太陽の動きは少しずつ秋へ向かい、季節もゆっくりと変化していきます。
自然の変化は、いつも劇的とは限りません。
目に見えないほど小さな変化に気づくこと。
それは自然を感じることでもあり、ヨガで自分自身を観察することにも通じています。
