カエル好きによるカエルにまつわる話…

こんなことわざがあります。

「井の中の蛙大海を知らず」

これは狭い世界に生きて広い世界のことを知らないという意味。

実はこのことわざには「されど空の深さを知る」という続きがあり…

これは一つの場所にとどまることでより深く自分の道を極めることが出来るという意味。

ここから言えることは、何が良いとか悪いとかではないということ。

今まで知らなかった世界を知る事は自分の可能性を広げることでもあり、

色んな角度から物事を見ることが出来たり、また新たな自分に出会うことにも繋がる…。

でも、広い世界を知らないことで自分独自の自由な発想が生まれたり、

知らないからこそ、純粋な気持ちで感じること、味わえることがあるかもしれません。

例えば、三つ星レストランの味を知らなくても、

お母さんの作るご飯を食べて美味しいと感じられる。

海外のリゾートで贅沢な生活をしなくても、

温かい家族が待つ家に帰ると安心感を味わえる。

これってすごく幸せなことではないでしょうか。

自分の知らない世界を知ることも大切ですが、

「今あるものにどれだけの満足感を得られるか」

それによってその人の幸福度って変わると思うんです。

視野を広げるというのは、単に外側にある大きな世界を知ることだけではなく、

今ここにある小さな幸せに目を向けてみることでもあるかと…。

井の中の蛙も心の位置次第で幸せになれる。

私はどんな蛙もステキだと思います！

Terasu　N.Mari

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